ストレスが溜まると、決まって口内炎ができる。セルフケアをしても、なかなか治らないし、痛みが強くて、食事もままならない。そんな、深刻な状況に陥った時、多くの人が悩むのが、「一体、何科の病院に行けばいいのだろう?」ということです。口内炎の治療は、いくつかの診療科で可能ですが、症状や、原因によって、適切な選択は異なります。まず、最も一般的で、アクセスしやすいのが、「歯科」または「口腔外科」です。口の中の粘膜の病気の、専門家であり、口内炎の診断と治療の、第一選択となります。歯科医院では、まず、その口内炎が、本当に、一般的な「アフタ性口内炎」なのか、あるいは、ヘルペスなどのウイルス性、カンジダなどの真菌性、あるいは、他の病気の可能性はないか、などを、正確に診断してくれます。治療としては、炎症を強力に抑える「ステロイド軟膏」の処方が、一般的です。市販薬よりも、効果の高い医療用の軟膏で、痛みを速やかに和らげることができます。また、近年では、「レーザー治療」を行う歯科医院も増えています。レーザーを患部に照射することで、痛みを軽減し、傷の表面を保護して、治癒を促進させる効果があります。次に、口内炎だけでなく、皮膚や、他の部位にも、トラブルを抱えている場合は、「皮膚科」を受診するのも良い選択です。特に、アトピー性皮膚炎に伴う口唇炎や、ヘルペスの診断・治療は、皮膚科の専門領域です。さらに、口内炎と共に、喉の痛みや、発熱といった、全身症状がある場合は、「耳鼻咽喉科」や、「内科」が適しています。そして、もし、あなたの口内炎が、明らかに、強い精神的ストレスや、うつ状態と連動していると感じるなら、「心療内科」に相談することも、一つの道です。心療内科では、口内炎そのものを治療するわけではありませんが、根本原因である、ストレスや、不安を和らげるための、カウンセリングや、薬物療法を受けることができます。心の状態が安定することで、結果的に、口内炎ができにくい体質へと、改善していくことが期待できます。自分の症状を、よく観察し、最も悩んでいるポイントに合わせて、適切な診療科を選ぶことが、つらい口内炎から、早く抜け出すための、賢明な判断となるでしょう。